ヨガウエアとスニーカーで働きたい、そう思う女子(男子?)は少なくないようだ。新型コロナ流行でリモートワーク導入など働き方が変わっただけでなく、市民の職場での服装に関する意識も変化している。
米スポーツ用品大手ルルレモン・アスレティカが世界11市場を対象に行った調査によると、回答者の大半が職場でカジュアルウエアの着用を望み、快適さを重視していることがわかった。スーツに革靴の「ザ・正装」はアフターコロナの世界では時代遅れになりつつある。
もともとビジネス・カジュアルで働く習慣がある香港でも、市民の86%が「職場でカジュアルウエアを着たい」と回答した。84%は「服装が快適ならパフォーマンスが上がる」と答えた。今では当たり前と思える価値観だがビフォアコロナの社会ではそうではなかったのだ。
香港ではコロナが収束したといえ渡航規制で旅行にも行けないままだ。スポーツウエアの楽な格好で仕事をこなし、仕事帰りにジムで汗を流す。免疫アップのためにも悪くないだろう。