英語学習と私~外国語教育に思うこと~


英語や中国語といった外国語学習はいつの時代もスキルアップや資格取得などで人気があります。今の時代オンライン英会話といった手軽に英会話の練習ができますし、学習のためのリソースは書店やインターネットに溢れています。

大学を卒業した人であれば、10年ほど英語教育を受けてきたはずですが、海外旅行で英会話となると思ったように話せない経験をした人もいるのではないでしょうか。外国人に道を尋ねられて、ちゃんと道案内ができた人はどれくらいいるでしょうか。 

実は私も多くの人と同じような体験をしたことがあります。公立中学で初めて英語の勉強を始め、高校を卒業するまでの6年間、いわゆる科目としての英語が得意でした。テストは高得点を取っていましたし、模擬試験でも高校トップでした。しかし、大学のアメリカ人教授の授業で、簡単な挨拶しかできなくて、英語で自分の意見を述べることができずに、これまで懸命に勉強してきたはずの英語って一体なんだったのだろうと衝撃を受けたことは今でも忘れられません。

6年間も勉強して英語が使えないというのは、私の語学の才能が著しく低いのか、それとも方法論が間違っているかのどちらかしかありません。テストでは高得点でも現実には簡単なことしか言えないこの葛藤を原動力に、どうすれば会話能力を身に着けるられるか国内の書籍を中心に研究し試行錯誤しました。

また、この謎を解決するために、米国の大学院で英語教授法(TESOL)を研究し、学術研究と言語教育の実践を行ってきました。同時に、米国の日本語教育の権威であるコーネル大学などの学者たちから日本語教育の理論と実践も学び、米国の一流大学で実践されている日本語教育や中国語教育を教員と学生の立場から体験しました。 

このブログでは、外国語を初めて勉強する人や、もう一度やり直そうと考えている人を読者と想定して、科学的な見地からできる限り効率的に外国語を学ぶ参考にしていただけるように、僭越ながら私個人の経験も含めて情報発信したいと思います。世界人口の60%程度がマルチリンガル(多言語話者)と言われています。外国語は決して一部の才能がある人しかできないものではありません。論理的なアプローチと方法論で、一人でも多くの方が外国語を習得し、自己実現されることを切に願っています。

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